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七五三で撮影と祈祷を別日に行う方法|前撮り・後撮りの時期とチェックリスト

七五三(しちごさん)は、3歳・5歳・7歳の子どもの成長を祝って神社に参る行事です。11月15日を中心に、前後1か月ほどの都合のよい日に参る家庭が多く見られます。お祝いでは、晴れ着の着付け、記念撮影、神社での祈祷(きとう。神職に子どもの成長を祈ってもらう儀式)、家族での会食を行うのが一般的です。このうち記念撮影だけを参拝の日から切り離し、写真スタジオで前もって撮る「前撮り」か、あとから撮る「後撮り」にするのが、ここで紹介するプランです。ほかの祝い方との違いを整理したうえで、撮影の時期の選び方と、撮影日・参拝日それぞれの手順をチェックリストで紹介します。

七五三の祝い方は大きく4つ

着付け・記念撮影・祈祷・会食のどれを行い、どれをいつ行うかによって、七五三の祝い方は大きく次の4つに分けられます。割合は、七五三の年齢の子がいる家庭全体に占めるおおよその目安です。

残りの約2割は、特に行事をしていません。割合は、七五三を祝った家庭が何を行ったか、撮影をいつしたかをたずねた複数の調査を組み合わせた推計です。撮影を別の日にするプランは、4つのなかで最も多く選ばれている祝い方です。使った調査と計算の手順は七五三はどう祝う?4つのプランと選ばれている割合で紹介しています。

このプランの特徴

撮影日と参拝日の2日に分けるのが、このプランの骨組みです。撮影日は衣装選びから撮影まで、スタジオで子どものペースに合わせて時間をかけられます。参拝日は撮影がないぶん、着物で過ごす時間が短く済みます。楽天市場が2024年に子育て中の会員1,000人に行った調査では、参拝当日に撮影した人が30.7%だったのに対し、前撮りか後撮りをした人は65.7%でした。

スタジオによっては、撮影用と参拝用で別の着物を借りられます。前撮りをすると、参拝日の衣装レンタルが割引になったり、着付けやヘアセットが無料になったりする特典もあります。2種類の晴れ着を楽しめるのも、このプランならではです。

ほかの祝い方との違い

撮影を別の日にするプランは、七五三で行うことはそろえたまま、それを2日に分ける祝い方です。ほかの3つの祝い方と比べると、次のような違いがあります。

一日でまとめるフルコースとの違い

祈祷と会食を行う点は同じで、違うのは記念撮影を参拝の日に入れるかどうかです。フルコースは着付けから会食までを一日で済ませるため、当日は6時間前後かかります。このプランは撮影日が2〜3時間ほど、参拝日も会食を除けば午前中の2〜3時間ほどで、1日あたりの子どもの負担が軽くなります。その代わり、家族の予定を2日確保し、着付けも2回になります。遠方の祖父母に来てもらう場合は、どちらの日に来てもらうかを先に決めておきます。

お参りだけのプランとの違い

お参りだけのプランは、写真スタジオも会食も予約せず、神社への参拝を中心にする祝い方です。実は、このプランの参拝日の中身は、お参りだけのプランとほぼ同じです。違いは、スタジオでの撮影日が別にあることです。プロの写真を残す分の費用と1日分の予定が加わりますが、参拝日を身軽にしたまま、写真もしっかり残せます。

写真を中心にするプランとの違い

写真を中心にするプランも、スタジオや出張カメラマンでしっかり撮影する点は同じです。違うのは祈祷を受けるかどうかです。写真を中心にするプランは祈祷を受けず、そのぶんの時間と初穂料(はつほりょう。祈祷の謝礼として納めるお金)を撮影に回します。写真の充実と、神社での祈祷の両方を大切にしたい家庭には、このプランが合います。

前撮りと後撮りの選び方

前撮り(春から夏)

前撮りは、七五三詣が混み合う10〜11月より前に撮影を済ませる方法です。主に4月から9月に行われます。早い時期ほど割引が大きく、希望の日時や衣装も選びやすくなります。日焼けをする前に撮れることや、撮影が着物に慣れる練習になることも利点です。年賀状に七五三の写真を使いたい家庭にも向いています。

気をつけたいのは、子どもの見た目の変化です。7歳は前歯が生え替わる時期と重なりやすく、撮影日と参拝日で印象が変わることがあります。女の子は、撮影に合わせて髪を伸ばすか、参拝日まで切らずにおくかを考えておきます。

後撮り(参拝のあと)

後撮りは、参拝を済ませたあと、12月以降などに撮影する方法です。スタジオが落ち着く時期のため、待ち時間が短く、ゆっくり撮れます。参拝日の段取りが決まってから撮影を考えればよいので、準備を後ろにずらせるのも利点です。

ただし、参拝日の衣装は、楽天市場の七五三着物レンタルやきもの365のような宅配のレンタルなどで別に用意します。年賀状に写真を使いたい場合は、仕上がりが間に合うかを確かめておきます。後撮りより前撮りを選ぶ家庭が多いのは、早期割引や参拝用衣装の特典が前撮りに集まっているためと考えられます。

写真スタジオの選び方

楽天市場の調査では、撮影場所を選ぶときに重視した点は「ヘアメイク・着付けがセット」が49.0%、「予約特典を受けられる」が37.9%でした。スタジオを比べるときは、次の点を見ておきます。

  • 料金のしくみ…撮影料と、写真やデータ、アルバムの代金が別になっているか
  • 参拝用の衣装…参拝日に着物を借りられるか、着付けやヘアセットの特典があるか
  • データの受け取り…全カットのデータを受け取れるか、枚数で料金が変わるか
  • 子どもへの対応…泣いたり飽きたりしたときに、休憩を入れながら撮ってくれるか
  • 予約の変更…子どもの体調不良で日を変えるときの扱い

写真は、枚数や商品を足すほど費用が膨らみます。着物姿の写真1〜2点なら2〜3万円程度ですが、衣装を増やしたり、アルバムや祖父母に贈る額入り写真を加えたりすると10万円を超えることもあります。撮影に行く前に、予算の上限を家族で決めておくことが大切です。

撮影日の詳しい手順

予約から前日まで

予約はスタジオのサイトや店頭で行います。衣装は当日にスタジオで選ぶのが一般的ですが、事前に下見ができる店もあります。前日までに子どもの爪を切り、髪を洗って乾かしておきます。髪に整髪料をつけずに行くと、ヘアセットがしやすくなります。

撮影当日の流れ

  • 受付…撮りたい衣装と、注文する写真のおおよその予定を伝える
  • 衣装選び…着物、ドレス、スーツなど、撮りたい衣装を決める
  • 着付けとヘアセット…30分〜1時間ほど
  • 撮影…衣装ごとに撮り、家族写真も撮る。全体で1〜2時間ほど
  • 写真選びと注文…撮った写真を見ながら、商品とデータを選ぶ

撮影の合間には、水分補給と休憩をこまめに入れます。写真選びは30分以上かかることもあります。子どもを先に着替えさせ、ひとりが子どもと過ごし、もうひとりが選ぶようにすると落ち着いて決められます。

参拝日の詳しい手順

参拝日は、着付けをして神社で祈祷を受け、必要なら会食をする流れです。スタジオで参拝用の着物を借りた場合は、朝にスタジオで着付けを受けてから神社へ向かいます。撮影がないぶん、午前中の2〜3時間で参拝までを終えられます。

神社では鳥居の前で一礼し、手水舎で清めてから社務所で祈祷を申し込みます。初穂料を納め、拝殿に上がって祈祷を受けます。祈祷は15〜30分ほどで、終わると千歳飴(ちとせあめ)やお守りを授かります。境内で家族写真を撮る場合は、ほかの参拝者の通り道をふさがないようにします。会食を同じ日にするなら、神社の近くの店を予約しておくと移動が楽です。

やることチェックリスト

撮影の3〜4か月前

  • 満年齢と数え年のどちらで祝うかを決め、参拝のおおよその時期を決める
  • 写真スタジオを比べ、早期割引や参拝用衣装の特典を確かめる
  • 撮影日を予約する

撮影の前日まで

  • 家族写真に入る家族の服装を決める
  • 写真の予算の上限を決める
  • 子どもの爪を切り、髪を洗っておく

参拝の2か月前

  • 参拝日を決め、祖父母に伝える
  • 参拝用の衣装と着付けを予約する(スタジオの特典を使う場合は早めに)
  • 予約制の神社なら祈祷を申し込む
  • 会食をするなら店を予約する

参拝の1週間前〜前日

  • 初穂料を新札でのし袋に包み、表書きに「御初穂料」、下に子どもの名前を書く
  • 着付け、祈祷、会食の予約時間を確かめる
  • 持ち物をまとめ、天気予報を確かめる

持ち物

撮影日

  • 前開きの服と、はき慣れた靴
  • 髪飾りなど、写真に入れたい手持ちの小物
  • ストロー付きの飲み物
  • 子どもの好きなおもちゃ

参拝日

  • 初穂料(のし袋)
  • 着替えと、はき慣れた靴
  • おやつと飲み物、ウェットティッシュ
  • カメラやスマートフォン
  • 羽織れる防寒着

このプランで使えるサービスと道具

このプランでは、撮影日と参拝日のそれぞれに手配が要ります。日ごとに使えるサービスをまとめました。

前撮り・後撮りの写真スタジオ

参拝日の衣装

撮影日と参拝日の小物

参拝日の会食

よくある疑問

前撮りと参拝で同じ着物を着たほうがよいですか

同じでなくてもかまいません。撮影では華やかな着物を選び、参拝では動きやすさを優先した着物にする家庭も多く見られます。スタジオによっては、撮影用と参拝用で別の着物を選べます。

前撮りはいつまでに予約すればよいですか

割引が大きいのは春から初夏です。夏休みは子どもの予定を組みやすいぶん、予約が集中します。希望の日時を取りたいなら、撮影したい月の2か月ほど前には動き始めます。

前撮りと参拝は別の年でもよいですか

問題はありませんが、子どもの成長で着物の丈や顔つきが変わります。撮影と参拝は同じ年の中で済ませるのが一般的です。

参考にした調査

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