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七五三はどう祝う?4種類のプランを解説

七五三の祝い方は、家庭によって大きく違います。着付けから記念撮影、神社での祈祷(きとう)、親族との会食までを一日で済ませる家庭もあれば、写真は夏のうちにスタジオで撮り、秋はお参りだけにする家庭もあります。ここでは七五三の祝い方を4つのプランに分け、それぞれの内容と、どのくらいの家庭が選んでいるのかを調査データから紹介します。

七五三を組み立てる4つの要素

七五三のお祝いは、次の4つの要素の組み合わせでできています。

  • 着付け…着物やスーツなどの晴れ着を着せ、髪を整える
  • 記念撮影…写真スタジオや出張カメラマン、家族のカメラで撮る
  • 参拝・祈祷…神社に参り、希望すれば祈祷を受ける
  • 会食…家族や祖父母と祝いの食事をとる

このうち、必ず行わなければならないものは決まっていません。どれを行い、どれを別の日に回すかで、当日の忙しさも費用も変わります。プランの違いは、この4つの要素の組み合わせ方の違いです。七五三そのものの由来や年齢の数え方は七五三とはで解説しています。

4つのプランの概要

一日でまとめるフルコース

参拝の日に着付けをして、記念撮影、祈祷、会食までを続けて行うプランです。昔ながらの七五三の形に近く、晴れ着姿で祖父母と過ごす時間を長く取れます。一方で、朝から午後まで着物で過ごすことになり、子どもの体力が最後までもつかが分かれ目になります。祖父母がそろう日を一度で済ませたい家庭や、長い一日に付き合える5歳・7歳の子に向いています。手順はフルコースの段取りとチェックリストにまとめました。

撮影を別の日にするプラン

記念撮影を参拝の日と切り離し、写真スタジオで前もって撮る(前撮り)か、あとで撮る(後撮り)プランです。参拝の日は着付けと祈祷、会食に絞れるため、当日の拘束時間が短くなります。前撮りは混み合う秋を避けられ、早めに予約すると割引や参拝用衣装の特典がつくスタジオも多く見られます。今もっとも多く選ばれているのがこの形です。手順は撮影を別日にするプランの段取りで解説しています。

お参りだけの身軽なプラン

写真スタジオや会食の予約をせず、神社へのお参りを中心にするプランです。祈祷を受けるか、拝殿の前で手を合わせるだけにするかも選べます。写真は家族のスマートフォンやカメラで撮ります。予約が少なく、費用も時間も抑えられるのが特長です。3歳で長い時間の着物が難しい場合や、下の子が小さい家庭に向いています。手順はお参りだけで祝う手順にまとめました。

祈祷なしで写真を中心にするプラン

祈祷は受けず、記念写真をしっかり残すことに力を注ぐプランです。写真スタジオで撮るほか、出張カメラマンに神社や公園で撮ってもらう形もあります。神社で撮る場合もお参りはしますが、祈祷の申し込みはしません。写真を形として残すことを一番に考える家庭に選ばれています。手順は写真を中心に祝うプランの段取りで解説しています。

各プランを選んでいる家庭の割合

「4つのプランのどれを選んだか」を直接たずねた調査は見当たりません。そこで、祝ったかどうか・祈祷の有無・撮影の時期・会食の有無を別々にたずねた調査を組み合わせて、おおよその割合を示します。

七五三を祝う家庭は約8割

楽天市場が2024年に楽天ママ割メンバー1,000人に行った調査では、七五三の対象になる子どもがいる家庭に限ると、約8割がお祝いをした経験がありました。2022年に七五三の年齢の子がいる保護者100人に聞いた調査でも、参拝・祈祷・撮影・会食のいずれも予定していない人は20%でした。七五三の年齢の子がいる家庭のおよそ2割は、特に行事をしていません。

祈祷を受けるのは祝う家庭の約7割

七五三を祝った197世帯に聞いた2022年の調査では、祈祷を受けた家庭が70.9%でした。組み合わせで見ると、「撮影と祈祷の両方」が56.3%、「撮影のみ」が28.9%、「祈祷のみ」が14.6%です。先の保護者100人の調査でも、祈祷を受ける予定の人は70%でした。祈祷を受けない家庭も3割ほどあり、珍しい選択ではありません。

撮影は別の日に回す家庭が多数派

楽天ママ割メンバーへの調査では、参拝の当日に記念撮影をした人が30.7%だったのに対し、前撮りか後撮りをした人は65.7%にのぼりました。2026年に七五三を経験した保護者100人に聞いた調査でも、スタジオで前撮りをした人は52.3%です。撮影を別の日にする家庭は、当日に撮る家庭のおよそ2倍にあたります。

撮影の場所は、同じ楽天ママ割メンバーの調査で半数以上が写真スタジオでした。衣装もスタジオで借りる人が多く、別の調査では七五三経験者89人のうち53.9%が写真スタジオの貸衣装を使っていました。

会食をする家庭は3〜5割

会食は、ほかの要素より行う割合が低めです。2024年に3〜12歳の子の保護者約120人に聞いた調査では、食事会をした人は25.8%で、七五三を祝った人に限ると約3割でした。2022年の調査では42.6%や50%という結果もあり、調べ方によって幅があります。会食をする場合は祖父母を招くのが一般的で、楽天ママ割メンバーの調査では母方の祖父母を呼んだ人が68.3%、父方の祖父母が61.7%でした。

4つのプランのおおよその内訳

これらを組み合わせると、七五三の年齢の子がいる家庭のおおよその内訳は次のようになります。

計算の手順は次のとおりです。七五三の年齢の子がいる家庭を100とし、祝う家庭を80とします。「撮影と祈祷の両方」「撮影のみ」「祈祷のみ」の割合を80に当てはめると、およそ45、23、12になります。撮影と祈祷の両方を行う45を、当日撮影と別日撮影がおよそ1対2という楽天ママ割メンバー調査の比率で分けると、当日が約14、別日が約31です。「撮影のみ」の23を写真中心のプラン、「祈祷のみ」の12をお参りだけのプランにあてています。

この数字は、異なる調査を組み合わせた推計です。祈祷の有無をたずねた調査はコロナ禍の2022年に行われたもので、回答者も200人に届きません。細かな数字より、プランどうしの大小関係をつかむための目安として見てください。フルコースのうち、会食まで同じ日に行う家庭はこの1割強のさらに一部です。反対に、祈祷を受けず拝殿の前で手を合わせるだけの家庭は調査で切り分けられていないため、お参りだけのプランは約1割より多いと考えられます。

プランを選ぶときに比べたいこと

プランを決めるときは、次の点を家族で話し合っておくと迷いが減ります。

  • 子どもの年齢と体力…3歳は着物で過ごせる時間が短く、昼寝の時間とも重なりやすい
  • 当日の拘束時間…撮影だけで1〜2時間、祈祷を含む参拝で30分〜1時間ほどかかる
  • 祖父母の参加…遠方から来る場合は、一日にまとめると移動が一度で済む
  • 予算…衣装、撮影、初穂料、会食のうち、どこにお金をかけるか
  • きょうだいの有無…同じ年に2人を祝うと、衣装も撮影も2人分になる

楽天ママ割メンバーへの調査では、撮影にかかった時間は「1時間〜2時間未満」が37.0%で最も多く、参拝は約半数が「30分〜1時間未満」でした。七五三全体にかかった費用は「3万〜5万円」が30.6%、「5万〜10万円」が24.1%です。衣装と撮影、会食が費用の大部分を占めます。

何歳で祝うかも先に決める

数え年と満年齢のどちらで祝うかによって、準備を始める年が1年ずれます。楽天ママ割メンバーの調査では、満年齢で祝った家庭が62%、数え年が38%でした。きょうだいの七五三を同じ年にまとめるため、どちらかに合わせる家庭も見られます。年齢の決まりごとは七五三とはで紹介しています。

準備はいつから

どのプランでも、最初に決めるのは参拝の日です。楽天ママ割メンバーの調査では、参拝の日を決めた時期は「3〜5か月前」が30.4%で最も多くなっています。日が決まると、撮影や衣装、会食の予約を順に進められます。

  • 5〜3か月前…参拝日を決め、祖父母に予定を伝える。前撮りをするならスタジオを予約する
  • 3〜2か月前…衣装の手配、祈祷の予約(予約制の神社の場合)、会食の店の予約
  • 1か月前…衣装の試着と小物の確認、当日の段取りの共有
  • 1週間前〜前日…初穂料の準備、持ち物の用意、天気の確認

会食の店を決めた時期は「1か月前」が35.4%で最多でしたが、人数の多い会食や神社に近い店は早く埋まります。プランごとの細かな段取りは、次の各記事で紹介しています。

準備に使えるサービスと道具

どのプランを選ぶかで、必要になるサービスは変わります。主なものを分野ごとにまとめました。プランに合わせた使い方は、各プランの記事で紹介しています。

衣装を借りる・買う

写真を撮る

小物をそろえる

会食と宿泊

各プランの段取りとチェックリスト

参考

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