2027年の三社祭は5月14日から16日までです。
三社祭とは
三社祭(さんじゃまつり)は、東京の浅草神社で行われる例大祭です。日程は5月の第3日曜日を最終日とする、金曜日から日曜日までの3日間にあたります。5月の3番目の週に行われるのがならわしです。祭りの主役は、町を練り歩く神輿(みこし)です。三日間で百基を超える神輿が担がれ、大勢の見物客が集まります。担ぎ手のかけ声が、通りじゅうに響きわたります。江戸から続く大きな祭りのひとつとして知られています。浅草の町がこの三日間だけは別の姿になります。
由来と歴史
三社という名前は、浅草神社にまつられている三柱(みはしら)の神に由来します。この神々は、浅草寺の始まりに関わる人たちです。
言い伝えによると、隅田川で漁をしていた兄弟が、網に小さな観音像をかけました。その像を大切にまつるよう教えたのが、土地の物知りだった人物です。この出来事が、浅草寺の始まりだと伝えられています。このこの三人が神としてまつられたことから、三社という呼び名が生まれました。
祭りそのものは、鎌倉時代に船を使う形で始まったと伝えられています。長く浅草寺と一体で行われていましたが、明治の初めに神社と寺が分けられます。このとき祭りは神社の行事となり、日程も5月に移されました。今の形が整ったのは、この時期以降のことです。船を出す形は姿を消し、神輿が中心の祭りになりました。
三日間の流れ
日ごとに、行われることが変わります。
- 一日目は、行列が町を進みます。編み笠をかぶった一行や、昔ながらの舞を奉納する人たちが加わります。
- 舞は神社に古くから伝わるもので、静かな見どころにあたります。
- 二日目は、各町内の神輿がそろって渡御(とぎょ)します。百基ほどの神輿が次々と町を回ります。
- 三日目の早朝には、神社の本社神輿三基が担ぎ出されます。これを宮出し(みやだし)と呼びます。
- 三基の神輿は一日かけて町を回り、夜に神社へ戻ります。戻ってくる宮入りの場面も、見どころのひとつです。
三日間のうちで最も熱気があるのは、三日目の宮出しです。夜明け前から担ぎ手と見物客が集まり、境内は身動きが取りにくくなります。神輿に乗る行為は禁じられており、見つかると渡御が止まります。
準備はいつから
見物に出かけるなら、日程の確認から始めます。行事の時刻や交通の規制は、当日の1か月前ごろに公表されます。神社や地元の商店会の知らせに載ります。通行止めになる道も、あわせて示されます。
遠方から向かう場合は、宿を早めに押さえておきます。当日の2か月前には埋まり始めます。近隣の駅は混み合うため、ひとつ手前の駅から歩く方法もあります。帰りの時間帯も、あらかじめ考えておくと安心です。
宮出しを見るなら、当日の2時間以上前に着いておきます。夜明け前の時間帯にあたるため、前日のうちに早く休んでおきます。人が密集する場所では、無理に前に出ようとしないことが大切です。押し合いになると危険が増します。
服装と持ち物は、当日の前日までにそろえます。履き慣れた歩きやすい靴を選び、荷物はできるだけ少なくまとめます。5月とはいえ日ざしが強く、飲み物と帽子が欠かせません。長い時間立ち続けることになります。小さな子ども連れは、人の少ない時間帯を選ぶほうが安心です。
混雑を避けたい場合は、見る日と時間帯を選びます。一日目の行列は、比較的落ち着いて見られます。二日目の町内神輿は、浅草寺の周辺より少し離れた通りのほうが見やすくなります。歩道が一方通行になる場所もあるため、係の人の指示に従います。屋台は境内の周りに並びますが、どの日も混み合います。神輿の通り道に立ち入らないよう、常に周りを見ておきます。担ぎ手は前をよく見られない状態で進んでいます。
よくある疑問
神輿はどこで見るのが分かりやすいですか
神社の境内より、少し離れた通り沿いのほうがゆったり見られます。境内は人が集まりすぎて、身動きが取れなくなることがあります。町内の神輿は決められた道を進みます。順路を調べておけば、通りかかる場所で待つことができます。
宮出しは何時ごろから始まりますか
三日目の早朝、夜が明けるころに行われます。始まる時刻は年によって変わるため、事前の知らせで確かめる必要があります。始まる数時間前から人が集まり始めます。夜のうちに着いて待つ人もいます。始まる前の静けさも、この祭りの一面です。
誰でも神輿を担げますか
町内の神輿は、その町に関わる人たちが担ぐのが基本です。誰でも自由に担げるわけではありません。参加を希望する場合は、地元の町会に問い合わせる形になります。見物する側として楽しむのが、一般的な関わり方になります。担ぎ手の熱気は、離れた場所からでも十分に伝わります。
今後5年間の三社祭
- 2027年5月14日〜5月16日
- 2028年5月19日〜5月21日
- 2029年5月18日〜5月20日
- 2030年5月17日〜5月19日
- 2031年5月16日〜5月18日

