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山開き・海開きとは?7月1日に行う理由と登山や海水浴の支度

夏空の下で登山道の入口と青い海辺が開かれた初夏の風景 年中行事

山開き・海開きは7月1日です。

山開き・海開きとは

山開き(やまびらき)と海開き(うみびらき)は、その季節に山や海を開放することを告げる行事です。多くの場所で、7月1日ごろに行われます。神職を招いて安全を願う神事を行い、そのあとで登山道や海水浴場が使えるようになります。日付を過ぎるまでは、施設も救護の体制も整っていません。行事の日は、夏の遊びが始まる合図として受け止められています。報道でも、季節の話題として取り上げられます。

由来と歴史

昔、高い山は神が住む場所と考えられていました。誰でも登れる場所ではありませんでした。修行を積んだ人だけが、入ることを許されていたのです。

やがて、決められた期間だけ一般の人にも登拝を許す形が生まれました。その期間の始まりを告げるのが、山開きという行事です。江戸時代には、富士山などへ参る集まりが庶民の間で盛んになりました。信仰と行楽をあわせた旅として広まっていきます。

海開きは、これよりずっと新しい行事です。海水浴が広まったのは明治以降で、海の安全を願う神事として整えられました。今では、水質の検査や監視の体制が整った日を海開きとする自治体がほとんどです。神事より、安全の確認が中心になっています。

何をする日か

当日には、次のようなことが行われます。

  • 神職が祝詞を上げ、その季節を通じた安全を願います。
  • 登山道の入口や砂浜で、関係者がそろってテープを切ります。
  • 監視所が開き、救護にあたる担当者が配置されます。
  • 山小屋や海の家が営業を始めます。
  • 地元の人が集まり、太鼓や踊りを奉納する場所もあります。

登山道では、この日から山小屋やトイレが使えるようになります。海水浴場では、遊泳できる区域を示す浮きが張られます。海の家が並び、砂浜のごみも片づけられます。開く前の山や海は、助けを呼べない場所だと考えておく必要があります。

準備はいつから

登山を計画するなら、支度は早めに始めます。山小屋の予約は、当日の2か月前から1か月前に受付が始まります。人気の山では、受付が始まってすぐに埋まります。山小屋に泊まらない日帰りの計画でも、無理のない行程を組みます。

装備の確認は、当日の2週間前を目安に行います。靴底のすり減り、雨具の傷み、明かりの電池を順に見ていきます。前の季節にしまったままの道具は、必ず一度出して確かめます。ゴムや接着の部分は、使わずに置いておくだけでも傷んでいきます。

体を慣らしておく時間も要ります。当日の1か月前から、階段や坂道を歩く時間を増やしておくと当日が楽になります。急に長い距離を歩くと、足を痛めやすくなります。

海水浴に行くなら、支度は身軽で構いません。水着や日よけの用意は、当日の2〜3日前までにそろえておきます。日焼け止めは前の年に開けたものを避けるほうが安心です。開いた直後は水温がまだ低く、長く入ると体が冷えます。小さな子どもは、とくに休む時間を多めに取ります。

登る山や入る海の情報は、当日の前日までに確かめます。天気、開いている区域、通れない道の有無が分かります。自治体や山小屋の知らせに載っています。

地域による違い

同じ山でも、登る道によって日付が分かれることがあります。富士山がその例です。山梨県側は7月1日、静岡県側は7月10日を目安に開かれます。雪の残り方や道の整備に差があるためです。

北の地方や標高の高い山では、開く日が遅くなります。雪解けを待つ必要があるためです。夏の短い地域では、開いている期間も短くなります。海開きも同じで、沖縄では3月から4月に開く海水浴場があります。北海道では、7月に入ってからが中心になります。

閉じる日にも差があります。山じまいや海じまいと呼ばれ、こちらも場所ごとに決められています。海は8月の下旬に閉じるところが多く見られます。

よくある疑問

山開きの前に登ってはいけないのですか

法律で禁じられているわけではありませんが、強く勧められません。山小屋やトイレが閉まっており、道の整備も済んでいません。事故があっても、助けが来るまでに時間がかかります。開く前の入山を、はっきり制限している山もあります。

海開きの前に泳いでもよいのですか

監視の人がいないため、危険が大きくなります。水質の検査が、まだ行われていない場合もあります。遊泳を禁じている区域もあるため、砂浜の看板を確かめる必要があります。開いてからのほうが、安心して過ごせます。

富士山はなぜ日付が違うのですか

登る道が県をまたいで分かれているためです。それぞれの県が、道の状態を見たうえで開く日を決めています。雪の残り方や、山小屋の準備の進み具合にも差が出ます。登る予定の道がどちらの県の側にあたるかを、先に確かめておきます。

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