2027年の節分は2月3日です。
節分とは
節分(せつぶん)は、立春(りっしゅん)の前日にあたる日です。立春の前日にあたり、2月3日ごろになります。名前の通り、季節を分ける日という意味を持ちます。この日には、炒った豆をまいて鬼を追い払います。豆まきは、新しい季節を迎える前に悪いものを払う行事です。もともとは立夏や立秋の前日も節分でしたが、今は立春の前日だけを指すようになりました。
由来と歴史
節分のもとになったのは、中国から伝わった追儺(ついな)という儀式です。年の変わり目に、病や災いをもたらす鬼を追い払う行事でした。平安時代の宮中では、大みそかにこの儀式が行われています。
昔の暦では、立春が一年の始まりに近い日でした。その前日にあたる節分は、大みそかに近い意味を持っていたのです。年の変わり目に悪いものを払うという考え方が、そのまま節分に受け継がれました。
豆をまく形が定まったのは室町時代です。豆は「魔を滅する」という言葉に音が通じるとされ、鬼を払う道具に選ばれました。江戸時代になると、寺社の行事だけでなく家庭でも豆まきが行われるようになります。神様の力を借りるのではなく、家の者が自分で鬼を追い払う点が、庶民に広まった理由だと語られています。
何をする日か
節分の豆まきには、昔から伝わる手順があります。
- 炒った大豆を枡(ます)に入れ、豆まきの直前まで神棚や高い場所に置きます。
- 日が暮れてから始めます。鬼は夜にやって来ると考えられてきたためです。
- 家の奥の部屋から順に、窓や戸を開けて「鬼は外」と唱えながら外へまきます。
- まき終えたらすぐ戸を閉め、部屋の内側に「福は内」と唱えてまきます。
- 最後に、自分の年の数だけ豆を食べます。
豆をまく役は、家の主人か年男・年女が務めるのが昔からの形です。今は家族みんなでまく家庭がほとんどです。鬼の面をかぶる役は、子どもが喜ぶ工夫として広まったものです。
玄関には柊鰯(ひいらぎいわし)を飾る習わしもあります。柊のとげと鰯を焼いた匂いを、鬼が嫌うと考えられてきたためです。
食べるもの
節分に食べるものには、それぞれ意味があります。
- 福豆(ふくまめ)は、炒った大豆です。自分の年の数だけ食べて、一年の無事を願います。
- 恵方巻(えほうまき)は、太巻きを切らずに丸ごと食べる巻き寿司です。
- 鰯(いわし)は、焼いて食べる地域があります。柊鰯に使った残りをいただく形です。
- けんちん汁を出す地域もあります。寒い時期に体を温める汁物です。
恵方巻には食べ方の決まりがあります。その年の恵方(えほう)を向いて、黙って一本食べきるという形です。途中で口を離すと願いが叶わないと語られてきました。切り分けないのは、縁を切らないという意味を込めるためです。
準備はいつから
節分の支度は、当日より前から始められます。福豆や鬼の面は、当日の1週間前ごろから店頭に並びます。人気の品は前日に品薄になるため、当日の2〜3日前までに買っておくと安心です。
豆は必ず炒ったものを使います。生の豆をまくと、拾い残しから芽が出るのを嫌うためです。市販の福豆はすでに炒ってあります。自分で炒る場合は、当日の前日に炒って乾かしておきます。
恵方巻を店で買う場合は、当日の2週間前から1週間前に予約すると選べる幅が広がります。家で作るなら、具材は前日までにそろえておきます。その年の恵方は暦や店の表示で分かるため、当日の前日までに確かめておきます。
柊鰯を飾るなら、柊の枝と鰯の頭を当日のうちに用意します。飾る期間は地域によって異なり、当日の翌日に外す家庭と、2月いっぱい飾る家庭があります。まいた豆の片づけを考えて、新聞紙を敷いておく方法もあります。
地域による違い
まく豆の種類が地域で分かれます。多くの地域では炒った大豆を使いますが、北海道や東北、信越では落花生をまく家庭が多く見られます。殻に入っているため、まいたあとに拾って食べられるのが理由です。雪の中でも見つけやすいという事情もあります。
恵方巻は関西で生まれた習わしです。大阪を中心に広まり、全国へ届いたのは比較的最近のことです。神社によって唱える言葉が違う例もあります。鬼をまつる寺社では「鬼は外」と言わず、「福は内」だけを唱えます。
よくある疑問
節分の日付が動くのはなぜですか
節分は立春の前日と決まっているためです。立春は太陽の位置で決まるため、日付が前後に動きます。それに合わせて節分も2月2日から4日の間で動きます。地球が太陽を一周する時間が365日ちょうどではないことが、このずれを生んでいます。
豆は数え年と満年齢のどちらで数えるのですか
数え年で数えるのが昔からの形です。数え年は、満年齢に1を足した数にあたります。新しい年の分を先に食べるという考え方によるものです。ただし満年齢で数える家庭も多く、どちらでも構いません。豆が多くて食べきれない場合は、湯を注いで福茶にする方法があります。
恵方はどうやって決まるのですか
その年の十干(じっかん)によって決まります。恵方は四つの方角のいずれかで、順にめぐります。暦やカレンダーに書かれているほか、恵方巻を売る店にも表示があります。方角磁石を使わなくても、地図の向きから見当をつけられます。
今後5年間の節分
- 2027年2月3日(水)
- 2028年2月3日(木)
- 2029年2月2日(金)
- 2030年2月3日(日)
- 2031年2月3日(月)

