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建国記念の日とは?2月11日になった理由と過ごし方を解説

晴れた冬空のもとで国旗が掲げられた神社の参道の風景 祝日

建国記念の日は2月11日です。

建国記念の日とは

建国記念の日(けんこくきねんのひ)は、毎年2月11日にあたる国民の祝日です。法律では、建国をしのび、国を愛する心を養う日と定められています。特定の出来事を祝う日ではなく、国が始まったことに思いを向ける日という位置づけです。全国の神社では、この日に合わせた祭りが行われます。決まった行事や食べ物はなく、過ごし方は人それぞれです。2月の祝日として、冬の休みにあたる一日でもあります。

由来と歴史

日付の根拠になっているのは、古い書物に残る言い伝えです。奈良時代にまとめられた歴史書に、初代の天皇が即位したという記述があります。その即位の日を今の暦に置き換えると2月11日にあたると考えられました。

この日が祝日になったのは明治時代です。紀元節(きげんせつ)という名前で定められ、国の始まりを祝う日とされました。学校では式が行われ、この日のための歌が歌われました。役所や学校が休みになる大きな祝日として扱われていました。明治から昭和の初めにかけて、紀元節は大きな祝日の一つでした。

戦後、紀元節は廃止されます。その後、建国を祝う日を設けるかどうかをめぐって長い議論が続きました。昭和の中ごろに「建国記念の日」として定められたという経緯があります。ほかの祝日と違い、日付は法律の本文ではなく政令で決められました。議論の経緯が長かったことが、この決め方に表れています。

名前に「の」が入っているのには理由があります。建国された日そのものを特定するのではなく、建国という出来事を記念する日という意味を持たせるためです。この一文字に、決めるまでの議論が残っているといえます。

何をする日か

決まった行事はありませんが、次のような過ごし方が見られます。

  • 神社では紀元祭(きげんさい)と呼ばれる祭りが行われます。
  • 各地で、建国を祝う集まりや行進が開かれます。
  • 家や事業所の玄関に国旗を掲げる人もいます。
  • 学校や役所は休みになり、家族で過ごす日にあてる人が多く見られます。
  • 歴史に関わる展示や講演が、博物館などで開かれることもあります。

国旗を掲げる場合には、作法があります。玄関に向かって右側に立てるのが基本の形です。日の出から日没までの間に掲げ、夜はしまうのが決まりです。雨の日は掲げないのが習わしです。マンションなど集合住宅では、外壁に金具を付けられないことがあります。その場合は、玄関の内側や窓辺に立てる形でも構いません。

準備はいつから

国旗を掲げる予定があるなら、当日より前に手入れをしておきます。しまい込んだ国旗は、当日の1週間前に広げて汚れやほつれを確かめます。しわがある場合は、低い温度のアイロンで伸ばします。長くしまっていた布は、色があせていることもあります。

竿(さお)や金具の点検も欠かせません。当日の2〜3日前には、竿が折れていないか、固定する金具がゆるんでいないかを確かめます。集合住宅で掲げる場合は、建物の決まりを当日の2週間前までに確かめておくと安心です。

神社の祭りに参列する場合は、当日の1週間前までに開始時刻を調べておきます。参列に事前の申し込みが要る神社もあるため、あわせて確かめます。祭りの時間帯は参道が混み合います。早めに着くよう見込んでおきます。

建国を祝う集まりに出かける場合も、日程は当日の1か月前ごろから公表されます。屋外での行事が多いため、防寒の支度を前日までに整えておきます。歩く時間が長くなることもあり、履き慣れた靴を選ぶと楽に過ごせます。

よくある疑問

建国記念日と建国記念の日は違うのですか

正しい呼び名は「建国記念の日」です。「の」が入るかどうかで意味が変わります。建国記念日と書くと、国が建てられた日そのものを指す形になります。日本の場合、建国の日を確かめる資料がないため、建国を記念する日という言い方が選ばれました。

なぜ2月11日なのですか

古い歴史書に記された初代天皇の即位の日を、今の暦に置き換えた日付だからです。この即位の日付は言い伝えとして伝わってきたもので、歴史学のうえで確かめられているわけではありません。明治時代にこの日が紀元節と定められ、その日付が今の祝日にも受け継がれています。

ほかの国の建国記念日とはどう違うのですか

多くの国では、独立した日や憲法ができた日など、はっきりした出来事の日を建国記念日としています。日本の場合はそうした出来事の記録がなく、言い伝えをもとにした日付です。この違いから、名前にも「の」が入る形になりました。国によっては、軍の行進や大きな祝賀行事が開かれます。日本の建国記念の日は、国を挙げた催しより各地の神社の祭りが中心です。祝い方の規模にも、この違いが表れています。

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