2027年の小暑は7月7日です。
小暑とは
小暑(しょうしょ)は、二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつです。二十四節気とは、一年を24の季節に分けて名前を付けた昔の暦を指します。小暑は7月7日ごろにあたり、暑さが本格的に増していく時期です。名前のとおり、まだ暑さの入り口にあたる時期です。ここから大暑にかけて、気温はさらに上がっていきます。多くの地域では、梅雨明けが近づく時期とちょうど重なります。暑中見舞いを出せるのも、この日からです。夏の便りの季節が始まります。
暦の上での位置づけ
二十四節気は、太陽の位置をもとに決められています。太陽の通り道を360度に分け、その角度を太陽黄経(たいようこうけい)と呼びます。小暑は太陽黄経が105度に達した日です。
ひとつ前の節気は、昼が最も長くなる夏至(げし)で、太陽黄経90度にあたります。次に来るのは、暑さがきわまる大暑(たいしょ)です。太陽黄経は120度にあたります。
小暑から立秋の前日までは、暑中(しょちゅう)と呼ばれる期間にあたります。一年で最も暑さが厳しい期間にあたります。おおよそ1か月ほど続きます。この呼び方が、暑中見舞いという便りの名前にそのまま使われています。暦の言葉が、今の暮らしにも残っている例です。
この時期の自然
二十四節気をさらに3つに分けたものを七十二候(しちじゅうにこう)と呼びます。小暑の3つの候は、風と水と生き物の変化を伝えます。
- 初候の温風至(あつかぜいたる)は、熱を帯びた風が吹き始めるころという意味です。
- 次候の蓮始開(はすはじめてひらく)は、蓮の花が咲き始めるころを表します。
- 末候の鷹乃学習(たかすなわちわざをならう)は、鷹の子が飛び方を覚えるころという意味です。
初候に出てくる風は、梅雨明けのころに吹く生ぬるい南風を指します。空気そのものが熱を運び始める時期にあたります。蓮の花は早朝に開き、昼を過ぎるころには閉じてしまいます。見るなら朝のうちがよい花です。鷹の子が飛び方を覚えるのも、餌の多いこの季節にあたります。
この時期の暮らし
便りの上では、大切な区切りにあたります。暑中見舞いは、小暑から立秋の前日までに届くように出します。それより早い時期に出すなら、梅雨見舞いという形になります。立秋を過ぎたら残暑見舞いと書き分けます。
暑さへの備えも本格化します。冷房の試運転を済ませ、扇風機を出しておく時期です。フィルターの掃除は使い始める前に済ませます。水分と塩分をこまめに取る習慣を、この時期から始めておくと体が慣れます。
暑気払いと呼ばれる集まりが開かれるのも、このころからです。梅雨明けを待って予定を組む職場も多く見られます。暑さで弱った体を、食事や涼しい場所で立て直すという考え方によります。土用の入りも近づき、鰻を扱う店が忙しくなります。夏を乗り切るための支度が、あちこちで始まります。
旬の食べ物
夏野菜が最も豊かにそろう時期です。
- きゅうりやトマト、なすは、水分が多く体の熱を逃がします。
- とうもろこしや枝豆は、採れたてほど甘みが強くなります。買ったその日にゆでるのが一番です。
- ピーマンは、この時期のものが肉厚になり、味も濃くなります。
- 鱧(はも)は夏に旬を迎え、湯引きにして梅肉を添えて食べられます。
- すいかや桃が出回り、暑い日の楽しみになります。冷やしすぎると甘みが弱まります。
夏野菜には、体を内側から冷やす働きがあると昔から考えられてきました。冷房で体が冷えすぎている場合は、加熱して食べる形に切り替えます。煮る、焼く、蒸すと、同じ野菜でも印象が変わります。
よくある疑問
暑中見舞いはいつからいつまでですか
小暑から立秋の前日までが目安です。今の暦に当てはめると、7月の初めごろから8月の初めごろにあたります。梅雨が明けてから出すという考え方もあります。まだ雨の続く地域では、明けを待つほうが自然です。立秋を過ぎたら、残暑見舞いとして出します。
小暑と大暑はどちらが暑いのですか
名前の通り、平均的には大暑のほうが暑くなります。小暑は、あくまで暑さの入り口にあたる時期です。ただし梅雨明けの時期によっては、小暑の期間に強い暑さが来ることもあります。どちらも、熱中症に気をつけたい時期にあたります。暑さに体が慣れていない分、小暑のころのほうが危ういという見方もあります。
暑気払いとは何ですか
暑さで弱った体を立て直すための、集まりや行いを指す言葉です。決まった日はなく、暑い時期であれば、いつ行っても構いません。冷たいものを飲んだり、精のつくものを食べたりして過ごします。職場や仲間内の食事会として開かれることも多く見られます。もとは薬草を使った酒を飲む習わしだったと語られています。
今後5年間の小暑
- 2027年7月7日(水)
- 2028年7月6日(木)
- 2029年7月7日(土)
- 2030年7月7日(日)
- 2031年7月7日(月)

