2026年の冬至は12月22日です。
冬至とは
冬至(とうじ)は、一年を二十四に分けた「二十四節気(にじゅうしせっき)」の22番目の節気です。大雪(たいせつ)の次にあたり、小寒(しょうかん)の前に巡ってきます。太陽黄経が270度に達する日を指します。現在の暦に当てはめると、だいたい12月22日ごろにあたります。
北半球において一年で最も昼が短く夜が長くなる日です。この日を境にして少しずつ日が長くなっていくため、古くから太陽の力が蘇るめでたい日としてお祝いされてきました。
暦の上での位置づけ
冬至は、一年の中で大きな季節の節目として位置づけられています。
太陽の高さが最も低くなり、地上に届く日差しが最も弱まる時期です。中国の易学(えきがく)では、冬至を「一陽来復(いちようらいふく)」と呼びます。衰えていた太陽の力が再び強まり、運気が上昇へ転じる始まりの日とされてきました。
冬至を過ぎると、実際の日照時間は少しずつ伸びていきます。しかし、地球が温まるまでには時間がかかるため、寒さの本番はこれから迎えることになります。
この時期の自然
冬至の時期の自然は、さらに細かく三つに分けて表されます。これを「七十二候(しちじゅうにこう)」と呼びます。
一つ目は、初候(しょこう)の「乃東生(なつくさしょうじる)」です。夏に枯れてしまったウツボグサという草が、冬の寒さの中で芽を出し始める頃を意味します。草木が眠る冬の中で、新しい命が芽生え始めます。
二つ目は、次候(じこう)の「麋角解(さわしかのつのおちる)」です。大鹿の角が抜け落ちて生え変わる時期を表しています。古い角が落ちることで、新しい季節への準備が進んでいきます。
三つ目は、末候(まっこう)の「雪下出麦(ゆきしたむぎのびる)」です。積もった雪の下で、秋に撒いた麦の芽がゆっくりと伸び始める頃を意味します。厳しい寒さに耐えながら、春に向けて力強く育つ命のたくましさを表現しています。
この時期の暮らし
冬至の日には、無病息災(むびょうそくさい)と開運を祈る暮らしの風習が今も大切に受け継がれています。
代表的な風習が「柚子湯(ゆずゆ)」に入ることです。端午の節句の菖蒲湯(しょうぶゆ)と同じように、香りの強い植物でお風呂を満たして身を清めます。お湯に柚子を浮かべてお風呂に入ります。
柚子の強い香りが悪霊や厄を追い払うと信じられてきました。「柚子」が「融通(ゆうずう)が利く」、「冬至」が「湯治(とうじ)」に通じるという言葉遊びの縁起担ぎも込められています。
お風呂でしっかり体を温めることで、血行が良くなり風邪を予防する効果があります。温かい柚子湯に入り冬の寒さを乗り切ります。お風呂上がりには水分を補給し、体を冷やさないように過ごします。
旬の食べ物
冬至の日には、「ん」のつく食べ物を食べて運を呼び込む「運盛り(うんもり)」という風習があります。
中でも代表的な食べ物が「かぼちゃ(南京・なんきん)」です。かぼちゃは夏が旬の野菜ですが、長期保存ができるため、昔は緑黄色野菜が不足する冬の貴重な栄養源でした。ビタミンAやEが豊富で、風邪予防に役立ちます。
また、「冬至の七種(ななくさ)」と呼ばれる食べ物があります。なんきん(かぼちゃ)、れんこん、にんじん、ぎんなん、きんかん、かんてん、うんどん(うどん)の7つです。「ん」が2つつく食材を食べて運を呼び寄せます。
さらに、小豆(あずき)を使った「小豆粥(あずきがゆ)」や「いとこ煮(かぼちゃと小豆の煮物)」を食べます。赤い小豆には魔除けの力があるとされ、悪霊を払い健康を祈る行事食として親しまれてきました。
よくある疑問
柚子湯に入れる柚子は丸ごと入れてよいですか
はい、丸ごと浮かべて問題ありません。果汁が出やすいように少し切れ目を入れたり、半分に切って布袋に入れたりする方法もあります。肌が弱い方やお子様が入る場合は湯船の中でつぶさず、布袋に入れて浮かべるのがおすすめです。
かぼちゃ以外で冬至におすすめの料理はありますか
根菜類をたっぷり使ったうどんやおでんがおすすめです。根菜には体を温める働きがあります。「うんどん」や「れんこん」など「ん」がつく食材をたくさん取り入れることができます。温かい汁物にすることで、手軽に栄養と運を取り込むことができます。
なぜ冬至がかぼちゃの旬ではないのに食べるのですか
昔は冬に緑黄色野菜を収穫するのが難しかったためです。かぼちゃは夏に収穫したあと、風通しの良い涼しい場所で保存しておくと、冬まで傷まずに保管できました。風邪をひきやすい冬の時期にビタミン豊富な野菜を食べるという、昔の人々の素晴らしい知恵です。
今後5年間の冬至
- 2026年12月22日(火)
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