2027年の白露は9月8日です。
白露とは
白露(はくろ)は、一年を二十四に分けた「二十四節気(にじゅうしせっき)」の15番目の季節です。処暑(しょしょ)の次にあたり、秋分(しゅうぶん)の前に巡ってきます。太陽黄経が165度に達する日を指します。現在の暦に当てはめると、だいたい9月8日ごろにあたります。
「白露」とは、草の葉に結んだ露(つゆ)が、白く光って見える様子を表した言葉です。朝夕の涼しさが増して本格的な秋の訪れを感じる日です。日中はまだ暑さが残る日もありますが、空は高く澄み渡り、吹く風に心地よさを感じるようになります。
白露の時期の自然は、さらに細かく三つに分けて表されます。これを「七十二候(しちじゅうにこう)」と呼びます。
一つ目は、初候(しょこう)の「草露白(くさのつゆしろし)」です。草花の上に降りた朝露が涼しい秋の空気に冷やされます。それが白くキラキラと光って見える頃という意味があります。朝晩の冷え込みが少しずつ強くなり、季節が進んでいることを肌で感じる時期です。
二つ目は、次候(じこう)の「鶺鴒鳴(せきれいなく)」です。セキレイという鳥が「チチッ、チチッ」と澄んだ声で鳴き始める頃を表しています。セキレイは水辺を好む鳥で、長い尾を上下に振りながら軽快に歩く姿が秋の風景に溶け込みます。
三つ目は、末候(まっこう)の「玄鳥去(つばめさる)」です。春に南の国から日本へやってきたツバメが、子育てを終えて暖かい南へ帰っていく時期を意味します。春の訪れを告げる「玄鳥至(つばめきたる)」と対になる言葉で、秋の深まりを告げる目印です。
この時期の暮らし
朝夕の冷え込みが少しずつ強くなるため、着るものの調節が必要になってきます。日中は半袖で過ごせても、夕方になると急に肌寒くなることがあります。外出するときは、さっと羽織れる薄手のカーディガンなどを一枚持ち歩くようにします。
夜になると、鈴虫や松虫など秋の虫たちが美しい声を響かせます。窓を開けて虫の音を楽しんだり、中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)に向けて月見の準備を始めたりします。秋の夜長をゆったりと過ごすのに適した季節です。
一方で、白露の頃は秋雨前線(あきさめぜんせん)の影響で長雨が続くことがあります。また、台風の接近にも注意が必要な時期です。折りたたみ傘を常に持ち歩くなど急な天気の変化に備えます。休日の晴れた日には、夏の間に使った扇風機を片付けたり、寝具を秋物に入れ替えたりして、住まいの衣替えを少しずつ進めます。
旬の食べ物
白露の頃は、「実りの秋」の言葉通り、山の幸や海の幸が次々と美味しくなる時期です。夏の疲れを癒やし、これから深まる秋に向けて体に栄養を蓄えます。
果物では、梨(なし)やぶどう、いちじくが一番美味しい時期を迎えます。みずみずしい梨は、乾燥し始める秋の喉を潤すのにぴったりです。いちじくは、そのまま食べるだけでなく、ジャムやコンポートにして長く楽しむのもおすすめです。
野菜では、さつまいもや里芋、きのこ類が食卓を彩ります。里芋は、お月見のお供え物としても欠かせない食材です。煮物にするとねっとりとした食感と優しい甘みが引き立ちます。きのこ類は香りがよく、炊き込みご飯や汁物にすると秋の風味を存分に味わえます。
魚では、秋刀魚(さんま)が本格的に出回り始めます。脂がのった秋刀魚は、塩焼きにするのが一番美味しい食べ方です。すだちや大根おろしをたっぷりと添えて食べると、魚の旨味がさらに引き立ちます。旬の味覚を取り入れて豊かな秋の食卓を楽しみます。
よくある疑問
朝露はどうして白く光って見えるのですか
空気中の水分が冷やされて水滴になったものが露です。この水滴に朝の太陽の光が当たって反射すると、人の目には白く光り輝いて見えます。秋になると夜の気温がぐっと下がるため、草の葉っぱにたくさんの露がつきやすくなります。昔の人は、この美しい様子を見て「白露」という名前をつけました。
敬老の日とは関係がありますか
直接の関係はありませんが、時期がとても近いです。白露の期間中に「敬老の日」が巡ってくる年が多くあります。おじいちゃんやおばあちゃんと一緒に秋の味覚を楽しむのにぴったりの時期です。過ごしやすくなった気候を利用して、少し遠くへお出かけするのにもよい季節の節目といえます。
衣服の入れ替えはいつから始めればよいですか
白露を過ぎたころから、少しずつ準備を始めるのがおすすめです。まずは、肌着やパジャマを秋向けのものに変え、朝晩の冷えに備えます。日中はまだ暑い日があるため、冬物の厚手のコートなどはまだ出さずにおきます。長袖のシャツや薄手の上着をすぐに出せる場所に準備するくらいで十分です。
今後5年間の白露
- 2027年9月8日(水)
- 2028年9月7日(木)
- 2029年9月7日(金)
- 2030年9月7日(土)
- 2031年9月8日(月)

